穀物サイロや粉体貯蔵タンクでは、異物混入や品質管理の観点からサイロの清掃とメンテナンスが非常に重要と考えます。
定期的な清掃とメンテナンスは、サイロの構造や機構が適切に保ちます。
 壁や床のひび割れ、錆び、腐食などが早期に発見でき、修理することで、サイロの耐久性が維持され、サイロを長期間安全に使用できるようになります。
 また、異物が混入することを防ぎ、穀物や粉体の腐敗や劣化を防ぎ品質を保つことができます。
 以上のように、適切なサイロの清掃とメンテナンスは、サイロの長寿命を確保し、穀物や粉体の品質を維持する重要な要素となります。
 しかしながら定期的な清掃とメンテナンスには、大変な労力を要することになります。
 また、設備の管理を行うにあたっては危険を伴う作業も発生することから、災害の発生が無いとは言い切れないのが現状です。
 当社では、食品原料を取扱う物流関連業界が多大な労力を要している、設備の管理に少しでも協力できればと、長年にわたってサイロ・タンクの清掃作業の請負業務を行ってきました。

 この作業を安全に遂行できるよう、蓄積したノウハウを活かし、兵庫県の『新産業創造プログラム』の認定を受け、大型の清掃ロボットの開発をいたしました。
 その後、当社の持つ清掃に関するノウハウの集大成として、より小型で安全・安心で環境に優しいを追求した、サイロ・タンクの『清掃装置』を完成をすることが出来ました。
 当社では、穀物原料だけに限らず化学原料・鉱物原料等の保管設備(サイロ・タンク等貯蔵槽)の清掃業務に対応する各種ロボットを取り揃えています。
 今後も更なる装置の安全性・簡易性・高効率性を探求し、お客様のニーズに対応できる装置の完成を目指して努力すると共に、業界に貢献できるよう努力して参ります。

当社ではサイロ清掃の専門知識と適切な装備を持っており、サイロの状態を適切に評価し、必要な清掃やメンテナンスを行います。  様々な原料またサイロの種類やサイズに応じた作業経験・実績のある当社にぜひご相談ください。

    ■ 装置概要

    ■ 清掃ロボットによるサイロクリーニング(動画)

    ■ サイロクリーニング作業事例(動画)

お問い合せフォーム  電話 078-341-4111

サイロクリーニング方法の概略

 サイロ・タンクのクリーニング作業は、施設の設置状態(機材搬入・セッティングするうえでの障害等の有無)が各社様それぞれ違います。
 また、貨物の品目・品質・残量 等残留状態を確認してからでないと、使用装置・作業手順などの判断が出来ません。
 したがって、使用する装置、作業方法、作業時間等については現場を確認したうえで、お客様と直接打合せをさせていただくことになります。
 尚、現場確認の際は、保管貨物のトラブル状態が確認できるように願います。
 当社が実施する、一般的なサイロ・タンクの清掃作業の流れは、次の通 りです。

1. 現場を確認した後、作業に関する打ち合わせをさせていただきます。

2. 貨物の状態に合わせた最適な工法をご提案させていただきます。

3. ご発注を頂きましたら、日程(お客様指定日)に従って機材の搬入を行います。
  (機材の搬入時は、エレベーター・ホイスト等の機材の揚げ降ろし用の設備を借用いたします。)

4. 対象サイロタンクに装置をセットします。

5. 準備が完了したら装置の動作確認をし、清掃作業の開始です。

6. 作業は熟練した作業員が、貨物の残留状況に合わせながら作業を進めて行きます。

7. 必要に応じて、除去した貨物の払い出しの依頼をいたしますので、ご協力ください。

8. 品質に変化がない限り、除去した貨物は原料として使用できますが、
  払い出した貨物の良否の判定並び処理については、お客様でご判断ください。

9. 清掃作業が終了しましたら、お客様に確認いただき、問題がなければ清掃完了です。